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カナダは危険?バンクーバーに語学留学していた日本人
留学生が行方不明になり、遺体で発見された痛ましい事件を受けて
バンクーバー在住日本人の視点から「カナダの危険」について
考えてみました。

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バンクーバーで日本人留学生が殺害された事件

日本でも大きく報道されたとおり、悲しい事件が起こってしまいました。
被害に会われた女性とは、何の面識もない私でしたが、
同じバンクーバーに住む同年代の日本人女性として
この被害女性と自分との状況がすごく重なる部分が多く、

今回の事件は私にとって本当にショックで、悔しかったです。

また、事件後、なぜか被害女性が「防犯意識が低すぎる」

としてたたかれているのに憤りを感じ、

まるで自分がたたかれているようで
ずっと心の中のモヤモヤが晴れませんでした。

というのも、今回の事件、私も含め、バンクーバーに住む
日本人女性の多くの誰にでも起こり得る事件だと感じたからです。

カナダバンクーバーは危険?

カナダバンクーバーの治安は、ほかのカナダの地域、
外国に比べたらかなりいいです。
チャイナタウン周辺など治安があまりよくないエリアも
ありますが、そのエリアに行かなければ、
怖い思いをしたことがある日本人女性は少ないと思います。
が、今回の日本人留学生の事件を受けて、
私自身ハっとしたことがあります。
それは「カナダ、バンクーバーは治安が比較的良いが故に
危機意識が薄れがち。」
ということです。今回被害にあわれた日本人留学生の
危機意識を批難するつもりはありません。
むしろ、「被害者は私だったかもしれない。」
と自分のこれまでの危機意識の薄さを痛感しました。

「言われているほど危険じゃないじゃん。」という危険

カナダのバンクーバーに留学、ワーホリ、旅行で
訪れる日本人はとても多いです。
カナダに来たばかりの時は、語学学校の先生や、
現地留学エージェンシーのカウンセラー、
日本にいる両親などから
「海外は日本ほど安全じゃないから
気をつけなさい。」
「夜暗くなってからは自分ひとりで出歩くな。」
「知らない人に声をかけられたら要注意」
と忠告されます。言われなくても、
自分自身、言葉も土地勘も全くない場所で
常に緊張して「ここは海外だから気を抜くな」
と身構えます。
でも、そんな生活が1か月も続くと気づきます。
「なんだ、全然危なくないじゃん。

英語も話せるようになってきたし、危険な場所もわかっているし
危険なところに行かなければ全然大丈夫。」
とリラックスし始めます。。

むしろ治安が良すぎて拍子抜け

「危ない危ない。」
と身構えていても、気をつけている間は
危険な目にあうことはほとんどありません。
むしろ、町の人たちが優しすぎて感動することばかり
・地図をもって道で迷っていたら
知らない人が「道に迷っているの?どこに行きたいの?」
と道を教えてくれた。
・電車のチケットの買い方がわからず途方に暮れていたら
近くにいた知らない人が
「買い方がわからないの?」
と買い方を教えてくれた。
・バスでたまたま隣だったおばあさんが
「今日はいい天気だね」と話しかけてきて
たわいもない世間話が始まって、
私のつたない片言英語も一生懸命

理解しようとしてくれて、私が聞き取れるように
ゆっくりはっきり話してくれた。

などなど、バンクーバーの治安が良すぎて拍子抜けした

エピソードはたっくさんあります。

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留学生大歓迎の町バンクーバ


世界中の留学生が来るバンクーバーだけに
地元の人たちも留学生の存在に慣れていて、
普通に見知らぬ人が助けてくれたりするのが
日常茶飯事。私も、移民としてバンクーバーに住む立場になって
服装や立ち居振る舞いから、明らかに留学生だと思われる人が
地図を見ながら迷っていたりしたら、
思わず助けたくなっちゃう衝動に駆られます。
留学生時代にそうやってカナダの人に助けてもらったので
自分も同じように困っている留学生は助けたいと思うからです。

また、性格もフレンドリーな人が多くて、
見知らぬ人でもちょろっと世間話したりするのが
結構普通です。
バンクーバー暮らしもある程度慣れてくると
「危ない危ない」と身構えていたときの自分なんて

すっかり忘れて、日本にいるのと同じような感覚で
日本基準の防犯意識で行動し始める日本人はとても多いです。
私もそうでした。

 

日本人留学生がバンクーバーで日本人留学生が危険な目にあいやすいもう一つの理由

もう一つ、私たち日本人がバンクーバーで防犯意識の薄い行動をとり始める理由が

「留学生向けのサービスが充実しすぎている。」
という点にあると思いました。
バンクーバーは他の国や地域と比べて治安がよいこと、
日本から一番近い西海岸に位置していることから
長年日本人の留学先としてたくさんの留学生を受け入れてきました。
日本で「海外だけど比較的治安が良く、英語の発音もクリアで

日本からのアクセスもいい留学先」として知名度が上がり、
留学生がたくさん来るようになると、
現地では留学生をビジネスターゲットとしたビジネスが
盛んになります。
・語学学校を紹介してその紹介料を
もとに留学サポートサービスを提供する現地無料留学エージェンシー
・英語が話せない日本人留学生が日本語で銀行口座開設できるように
するサポートサービス
・日本語でカナダの携帯電話を販売するサービス
・日本語でシェアハウスやアパートの賃貸情報をやり取りできるサイト
・貧乏留学生でも買えるリーズナブルな日本食や日本食調味料
日本人がバンクーバーに留学に来た場合、
銀行口座開設、携帯電話の契約、賃貸物件の契約
語学学校の申し込みなど、基本的なことは
すべて日本語でできます。
食べ物だって、現地の食材とそれほど変わらない値段で
日本の食材が手に入ります。
つまり、バンクーバーにいる英語が話せない日本人留学生でも
日本にいるときと同様、大したストレスもなく生活することができてしまいます。
私は中国とアメリカのど田舎(ネブラスカ)に留学していた経験があるのですが、
中国アメリカ留学時代は、常にストレスでした。
「銀行口座を開設しに行ったけど中国語が聞き取れず

よくわからないプランに入会させられた。」
「日本食が売ってない!あっても高い!しかもまずい!(ネブラスカ)」
「携帯電話が中国語入力しかできない!!!」
でもこういうストレスがあるたびに
「私は海外にいるんだ!!」
という実感がわき、いい意味で

「日本とは違う、気をつけなきゃ」
という緊張感が常にありました。
バンクーバーでの留学は、そういうちっちゃなストレスが
ほとんどないんです。しかも危険な目にあうことも

ほとんどない。だから、「ここは日本と変わらない」
と感じ、軽率な行動をし始める日本人が多いです。

カナダ、バンクーバーは危険なのか、居住者の観点から考えたまとめ

カナダ、バンクーバーの治安自体は決して悪くないです。
他の海外のエリアに比べたら、かなり治安はいいほうです。
が、日本よりも犯罪発生率が高いということ

は事実です。
そして、日本よりも犯罪発生率が高いにもかかわらず、
日本にいるのと同じような感覚で行動する日本人が多いのも事実です。
というのも、

・滞在期間が長くなると、当初おもっていたほど危険じゃないということを
経験的に学ぶび、「意外と大丈夫」と感じ始める。
・英語が話せなくても、現地のことを何も知らなくても、海外生活に慣れていなくても
そういった小さなストレスを解消してくれる様々な留学生サービスが存在し、
日本でくらすのと変わらない心地よさで生活できる。
からです。バンクーバー自体は危険ではないですが、
バンクーバーを取り囲む状況(意外と治安がよい、留学ビジネスが盛ん)
が、日本人留学生の危機管理意識を無意識のうちに下げ、
「バンクーバーは安全だから大丈夫」
という間違った感覚が割と一般的にあります。
バンクーバーにこれから留学する人、バンクーバーのような
比較的治安がいいとされている地域に留学を考えている人は
「日本ほど治安がいい国はない」
ということを肝に銘じて留学生活をエンジョイしてほしいです。

2017年2月10日追記

2017年2月10日被害者の古川さん
が行方不明になる直前に監視カメラに
彼女と一緒に映っていた指名手配され
逮捕された容疑者が第2級殺人罪の
判決を受けました。
古川さんの死因は明かされて
いません。
もともと遺体に侮辱的な行為を
したという容疑で逮捕され
殺人罪に関しては証拠不十分
とされていました。

いくらこの容疑者が逮捕され
刑務所に入ったとしても、
古川さんの命は戻ってきません。
カナダで志半ばですべての
未来を奪われた彼女の無念
を思うとなりません。
事件から半年近くたちますが
いまだに遺体発見現場となった
ダウンタウンデイビー
ストリートのガブリエラ
マンションには花が
手向けられていました。

私自身、この事件が起きて
半年たった今でも、ダウン
タウンのデイビーストリート
を通るたびにこの事件を
思い出します。

私と同じようにカナダ生活
に夢を持って一大決心して
カナダに来て、一生懸命
英語を勉強していたまじめな
彼女が、こんな目に合う
なんてと思うと悔しいし、
もう絶対こういう悲しい事件
が起こってほしくないと
願うばかりです。

被害者のご冥福をお祈り
いたします。

2017年7月10日追記

ブログを読んでくださった方から、この記事に関してものすごく共感するコメントをいただいたのでシェアさせていただきます!

▼以下読者さんからのコメント
こんにちは!はじめまして。ブログを昨日発見して楽しく読ませて頂いています。
今現在私もカナダ移民権申請中です。本当に、古川さんのことは悲しくて、自分自身にいつでも起こりうることだと思っています。
なんていうのでしょうか、軽率な行動と良い出会いの区別が分からなくなっている感じがします。
こちらの人は本当に親切で、一生の友達になれる良い出会いを経験したからこそ、皆に対する警戒心が低くなっていきます。でもそれを回避ばかりしていたら友達なんてできないし、カナダ生活が楽しくなくなるし。
本当に難しいなと思いました。
そしてmeetup内の日本人コミュニティを古川さんは避けていたが為に、犯人の評判が良くないことを知らずに二人きりになったと聞きました。
本当のことは当人たちにしか知らないことですが、なんともやるせない気分になります。
すみません、長々と失礼しました!

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
コメントありがとうございました。
まさにその通り。コメント読みながらうんうんとうなずいていました。
基本的には親切でフレンドリーな人ばかりなので、警戒しすぎてそんな地元の人たちとの交流ができないのはもったいない。
でも中には危険な人がいる可能性があるから完全に信用しきってはいけない。

英語の勉強のために日本人コミュニティから離れて英語漬けの生活を送りたいと考えるのは自然です。
私も実際そうしていましたが、
日本人コミュニティにもある程度入っておかないと
「あいつには気をつけろ」
という情報が入ってこない。。。

新しい出会いを大事にしつつ、警戒心も常に持つというバランス、日本人コミュニティから現地の情報を得つつも、適度に距離を置いて英語環境を作るバランス。
バンクーバー留学においては絶妙なバランス感が必要だと思いました。

被害にあった日本人留学生が容疑者と出会ったバンクーバーの無料アプリ、ミートアップについての記事はこちら

バンクーバー英会話クラブミートアップに行ってみた

カナダの犯罪に関する記事はこちらから

カナダの犯罪(住居侵入窃盗事件)が自宅で起きて思うこと

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