カナダのケアギバープログラムではナニーとケアギバー二つの職種のうち一つを選択する仕組みです。
ケアギバーとして永住権申請中を終え、私の仕事を引き継ぐ予定の新米ナニーさんと、ナニーとして2年働いた私が二人の意見を総合して、ケアギバーとナニーの仕事どちらを選ぶべきか考えてみました。

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カナダケアギバープログラムのケアギバー

私の仕事を引き継いでくれるフィリピン人ナニーさんは、ケアギバーとして高齢者の介護の仕事をして、永住権申請しました。
ナニーの仕事は今回が初めてということで、現在私と一緒にナニーとして働く、「研修中」みたいなポジションです。

私はケアギバープログラムを始める際のスポンサー探しで、ナニーだけでなくケアギバーになることも考えたことがあります。
結局いろいろな理由からナニーを選んだのですが、ケアギバーの仕事には興味があったので彼女にいろいろと聞いてみました。

ケアギバーを長年やってきた彼女が今回初めてナニーの仕事をして一番最初に思ったこと
「ナニーはケアギバーより断然体力勝負。」
ケアギバー時代とはくらべものにならないくらい、ナニーは体力を消耗するといっていました。

彼女がしていたケアギバーの仕事のクライアントは体が車いす生活の高齢者女性でした。
外に散歩に行くといっても車いすに乗せたまま車いすを押すだけ。

一方で子供二人(2歳はと4歳半)を外で遊ばせるとなると、ベビーカーに乗せて公園などに行って、公園では全力で元気いっぱいの子供の遊び相手にならなくてはいけません。
子供の性格にもよりますが、うちの子供たちは、上の子が
「外で遊びたい。」
という場合、下の子は
「いやだおうちで遊びたい!」
と二人がやりたいと思うことが必ずしも一致しないことがほとんど。
「外に行きたくない。」
と主張する方をうまーく説得してどうにか外に連れ出す。
というのが最初の関門。

どうにかうまいこと外に誘い出しても、今度は
「ベビーカーに乗りたくない。ベビーカーを押したい。」
とたいていどちらかが言います。
そうしたらその片方にベビーカーを押させつつ、横でベビーカーを安全に押せるようにサポートしながら進むのですが、これがまた一苦労。

まだ小さいのでちゃんとコントロールできないくせに
「僕が一人でやるからAYAは触らないで。」
とか言ってくるからです。
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坂や車道があるのでもちろん一人で押させるわけにもいかず、うまーく説得してそっと横からサポートしつつベビーカーを押すのは本当に疲れます。

「ベビーカーに乗っててくれたほうが何も考えずに自分のペースで押せるからよっぽど楽なのにね。」
とこの新米ナニーさんも参っていました。

もちろん公園についてから本当の体力勝負。
クマが出る可能性もあるカナダの広い公園で二人とも自分が行きたい全く違う方向に走り回るのを、うまーくコントロールして、二人が同じエリアで安全に遊んでくれるように誘導しなくてはいけません。
(あまり離れてしまうと、万が一クマに遭遇した時に危険なため。)

そして、一番大変なのが公園で楽しく遊んでいる彼らをフタタ部ベビーカーに乗せて家に連れ帰ること。

基本的にはどちらかもしくは両方が
「いやだ。まだ遊ぶ」
と意地でも居座ろうとするので、またいろんなテクニックを駆使してベビーカーに乗せて、場合によってはベビーカーを押させて帰らなくてはいけません。

学校がない夏休み、冬休み、春休みはこの「外につ入れていく」作業を1日2回。

ケアギバー歴が長い新米ナニーさんもこれには参っていました。

「子供たちを外で遊ばせるのがこんなに大変だとは思わなかった。ケアギバー時代は外に出るときって、車いすを押すだけで、あまり体力がないクライアントさんのためにそんなに長い散歩はしなかったから。」
と言っていました。

私はこの生活が2年も続いているのでこれが当たり前でした。
研修ということで彼女にベビーカーを押してもらっていたのですが、子供を連れ帰りベビーカーを押して上り坂に差し掛かった時に
「Ayaごめん。ちょっと変わってくれない。腰が痛くて」
と言われて驚きました。
40代の彼女には体力的に限界だったみたいです。

ケアギバーとナニーのストレス

ケアギバーもナニーもストレスが割と大きな仕事です。
年上のクライアントさんとの人間関係の構築だったり、子供のわがままだったり。
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彼女いわく、ケアギバーのストレスは基本的には慣れれば大丈夫と言っていました。

私はケアギバーはやっていないので実際にはクライアントとのストレスはどんな感じなのかわかりませんが、
彼女曰く
「ナニーはケアギバーとは全然違ったストレス。特に二人が喧嘩を始めたときにうまく仲裁するのが難しい」
とのこと。
これは私でも今でも大きなストレスです。
そしてナニーの場合、子供の成長の過程でそのストレスの形がどんどん変化していくので、やっと慣れたと思ってもまた新しいストレス。
やっと慣れた、新しいストレスの繰り返しで、常に何かしらのストレスにさらされます。

仕事を始めた2年前は下の子は赤ちゃんでまだされるがままだったので、上の子のイヤイヤに付き合うのがストレスでした。
もちろん下の子は下の子でなかなか寝付かなかったりするのを寝かしつけるのに苦労しました。

2年たった今では二人がお互い自己主張しあって、激しい喧嘩をうまく仲裁するのがストレスです。
これも私はもう慣れたのですが、もうそろそろ下の子のトイレトレーニングや、昼寝をしなくなる時期が来るので、また今後もストレスは尽きないんだろうなーと思います。

私がケアギバーではなくナニーを選んだ理由

一番の理由は、ケアギバーとして高齢者介護を選んだ場合、クライアントの高齢者がなくなってしまう可能性が大きなリスクだったからです。
どんなに一生懸命仕事をして、雇用主やクライアントから信頼されても、クライアントが亡くなってしまったら、クビと同様。
そしてそうなったら、またゼロからケアギバープログラムのスポンサーになってくれる雇用主を見つけて、LMIAやワークビザを取得しなおさなければいけません。
スポンサー探しにはものすごく苦労したので、そんなリスクがある高齢者介護は選べないと思いました。

実際私の仕事を引き継ぐ新米ナニーさんも、長年働いていたクライアントさんがなくなっていまい、仕方なく新しい仕事を探すことに。
今のナニーの仕事に流れ着いています。

彼女の場合はケアギバープログラム中の最初の2年の間にクライアントさんが亡くなったわけではないのでまだよかったです。
でも彼女いわく、一生懸命心を込めて、自分の母親同然思いで長年介護してきたクライアントさんが亡くなったのが非常にショックで悲しくて、もうこんな悲しい思いをしたくないと思い、ケアギバーではなく、ナニーへの転職に至ったといっていました。
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雇用主のクライアントが亡くなってしまい、突然クビになってしまうリスクは避けようがないので、私はケアギバープログラムを現在考え中の人には、ナニーをお勧めします。

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