カナダ永住権がほしいという理由だけでケアギバープログラムのナニーになりました。
ナニー経験はもちろん、保育経験はゼロ。
ナニーを始めたばかりの頃は子供たちに振り回されっぱなしで毎日毎日
「このクソガキー!!」(特に当時2歳半の上の子)
と思っていました。
生後6か月の下の子は最初からかわいくて仕方ありませんでしたが、何を言っても
「NO」しか言わない嫌々期真っ只中の上の子は、かわいいとは思えませんでした。
そんな私が、2年同じ雇用主の下で2人の子供のナニーを続けたら、こんなに人間が変わってしまいました。

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カナダ永住権しか考えていなかった

カナダ永住権取得のために、私でも出来そうなことを片っ端から調べました。
カナダのカレッジや大学に入るとか、永住権取得の特別プログラムがある州で雇用主を見つけるとか。
でも、資金的にも条件的にも、現実的に考えて私にとって確実な方法はケアギバープログラムのナニーになることだけでした。

そこで「仕方なく」ナニーになることを選んだものの、ナニー養成学校に通い始めても、いざ就職活動となっても、
「ナニーなんて本当にやりたくない。さっさとスポンサーになってくれそうなカナダ人の彼氏を見つけて、コモンローで永住権申請をしたらやめればいいや。」

と本気で思っていました。

とはいえ、そんな態度では絶対スポンサーになってくれる雇用主が見つからないので、就職活動の際は
「子供大好き!!」
「カナダでナニーの仕事をやってみたい」
「ナニーの仕事をやりたいだけなので、永住権については取れればいいやくらいに思っている。」

という雇用主に好かれそうなキャラクターを演じました。

日本の新卒就活時代に
「その会社の人事の人に好かれそうなキャラ設定、キャラになりきる。」
というのはテッパンで何度もやっていたので、スポンサーになってくれる雇用主を見つける自信があったし、実際にナニー学校の同期の中でも一番最初に雇用主を見つけてスポンサー契約までこぎつけました。

ケアギバープログラム、ナニーの仕事はそんなに甘くない

ナニーの仕事を始めたときは、
「こんなの誰にでもできるし簡単でしょ。」
と思っていました。

雇用主の近所でナニーとして働くナニーたちに会った時は
「この人もナニーなのか。なんでもっといい仕事につかないんだろう。」
と超上から目線でナニーの仕事を勝手に下に見ていました。

でも、1か月、2か月と働いてみて、ナニーの仕事が思っていたほど甘くないことに気づきます。
自分の食事はもちろん、トイレにだってゆっくり入ることはできません。

上の子は全然いうことを聞いてくれないし、下の子はまだ小さくて一瞬たりとも目を離せない状態。
このブログでは何度も書いてきましたが、まさにナニーの仕事を甘く見ていた私にとっては「地獄」でした。
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だから
「今の彼とは絶対結婚もしくはコモンローでスポンサーになってもらって、スポンサーが決まったらすぐにこんな仕事辞めてやる!!!」
と本気で思っていました。

だから本当は、コモンローのステータスが成立する同棲最初の1年以内にプロポーズしてもらい、結婚で永住権申請をするというのが私の狙いでした。
残念ながらさすがにその目標は達成できませんでしたが、無事1年同棲後にコモンローでスポンサーになってもらうことができました。

★ナニーの仕事なんてやめてもいいんだよ。
1年の同棲後コモンローでスポンサーになってくれた彼のことばです。
ナニーの仕事を初めて1年たってもなお、
「辞めたい、つらい、こんなのフェアじゃない」
などと弱音を吐いてばかりだった私を心配してくれてかけてくれた言葉でした。
このときすでにコモンローでの永住権申請を終え、あとは待つのみだったので、永住権のことだけ考えたら、私の当初のもくろみ通り、ナニーなんてさっさとやめてしまっても何の問題もありませんでした。

でも不思議にもこのとき私の中に
「2年のナニー契約が終わる前に仕事を辞める」
という選択肢はなかったんです。
もちろん悩みましたが、

「私を信用してくれて雇ってくれた雇用主に申し訳ない。」
という気持ちのほうが大きかったです。

このときまだ、たびたびナニーの仕事で子供に振り回されてストレスがマックスな時もあったのですが、雇用主(母親)に関しては感謝の気持ちが大きくなっていく一方で、
「彼女の期待にこたえたい、彼女を裏切りたくない。」
という気持ちのほうが大きかったんです。

ナニーの仕事が好きになる。

これが私自身一番驚いたことです。
ナニー開始から1年半たったら子供たちが急激に私になついて、仕事がすごく楽しくなっていきました。

休みが続くと子供たちに会いたい気持ちが抑えられず、子供たちの写真や動画ばかり見てしまいます。
休み明けの仕事の日は
「子供たちに会える!!」
のがすごくうれしくて、仕事に向かうのがとても楽しみなんです。

久しぶりな分子供たちも私を心待ちにしてくれているらしく、私の出勤時間が近づくと、窓の横に立って、私の名前を呼びながら、待っていてくれて、ドアを開けた瞬間熱烈なキスとハグで迎えられます。

ついにはやめるのが名残惜しいとまで思うように

こんな感じなので、一日10時間の勤務時間も今ではあっという間に過ぎてしまい、契約の2年終了まで1か月を切りました。
ずっと待ち望んでいたはずのナニー卒業なのに、
「やめたら子供に会えなくなってしまう。」
というのが心にずっと引っかかっています。

子供の察する力って尋常じゃない

そんな風に仕事中も
「もうすぐこの子達に会えなくなっちゃうんだなー」
と遠い目をしていたら、上の子が突然
「Aya? Kissing handって知ってる?」
と聞いてきました。
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「知らないよー。教えて。」


「あのね、手にキスしてもらって、寂しくなった時にその手を自分のほっぺたにあてるの。
そうするとね、キスしてくれた人のキスを思い出せるでしょ。
それがkissing handだよ。Ayaにもkissing hand やってあげようか?」


「やってやってー。」

彼は私にキスをしてくれて
「僕が幼稚園に行って僕のことが恋しくなったらね、Ayaのこの手をほっぺたに当てたら僕のこと思い出すでしょ。」
というのです。

4歳の彼はまだ、私ともうすぐであえなくなることはきちんと理解できていません。
一応私からも雇用主からも私ともうすぐであえなくなることは伝えられていますが、私が最初のナニーなので、ナニーとの別れがどういうものなのかまでは理解していないと思います。

でも私が最近ずっと彼のことを遠い目で見ているので何かを察して
「離れても大丈夫だよ。」
みたいなことを言いたかったのかなーと思いました。

ちなみにこのkissing handは、プリスクールに行くのを嫌がる彼に、私の雇用主であるママが、教えてくれたとのこと。
幼稚園でママのことが恋しくなったらキスしてもらった手をほっぺたにあててママを思い出すといっていました。

永住権のことしか考えていなかったダメダメナニーな私でも、2年も働くとこんな経験ができるんだなーと感動した出来事です。
ケアギバープログラムの2年って、本当はとても特別な意味があるのかもしれないと思うようになりました。
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ケアギバープログラムじゃなかったらナニーなんてしなかったし、この子たちとも会えなかったです。
ケアギバープログラムのナニーになってよかったなーと思った瞬間でした。

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